ACE100ÅHPLCカラム - メソッド開発

一般的には、溶出時間は化学修飾基のチェインの長さで増大します。

RETENTION(R):
more retentive
C18-HL
C18
C8, AQ
Phenyl
less retentive
C4, CN

大部分のメソッド開発には、先ずC18或はC8を推奨しますが溶出時間及び、分離能を高めるにはC18-HLタイプがお奨めです。

又、溶出順位の違いによる混合物の確認やマトリックス・コンポーネントの分析には、溶媒条件を変える事よりも単に、フェニル(Ph)やCNフェーズカラムを使用する方が便利です。

ACE AQカラムは、特に水系リッチな溶離液に推奨します。

アプリケーション概容

Phase 概略 アプリケーション
C18
高性能、卓越した鋭いピーク及び、高分解能。
超高純度シリカ基材を使用。
HPLCにおいて最も汎用。
LC‐MSからマイクロボア、分取スケール迄。
C8
ACE C18と比べて結合密度が高い。
高性能、卓越した鋭いピーク及び、高分解能。
超高純度シリカ基材を使用。
メソッド開発の初期使用にお奨め。
水系リッチなコンデションやラピッド分析用。
C4
より低い疎水性を有し、優れた分離能力を発揮。
超高純度シリカ基材を使用。
従来のC4に比べて加水安定性を改善。
ラピッド分析においてC18,C8よりも溶出時間を短縮。
タンパクの分離にも適している。
CN
純相及び、逆相の両方に適用。
従来のCNに比べて性能、安定性、再現性が大幅に向上。
極性物質の分析に適している。
特に、グラジエントやラピッドスクリーニングにお奨め。
Ph
C4とC8の中間的な疎水性能を有する。
従来のPhに比べて性能、安定性、再現性が大幅に向上。
アロマ、アミン及び、極性化合物の分離にお奨め。
AQ
完璧な極性機能を持つC18
100%水溶液下での使用に最適。
C18-HL
C18に比べて高負荷、溶出時間による分離能を稼ぐハイカーボンロード。
分析から分取、プロセススケールまで基材を用意。
SIL
純相用シリカ
異性体化合物の分析に有益。