(6) プラスチック製バイアルのお話

一般的に「プラスチック製バイアル、例えばポリプロピレン(PP)製」は、不活性の為サンプルの吸着は無視出来ると考えられていますが、「生化学物質」を分析対象とする場合、表面の吸着に起因し定量値にバラツキが生じるとお客様からお困りの声を頂きました。

そこで・・・、
そんなお困りのお客様の強いご要望にお答えし、TOMSICでは現在「Non-Binding Capacity PP製バイアル」の開発を進めています。

Non-Binding Capacity PP製バイアル

バイアルサイズは、一般的に使用されています2mlから暫時ライン・アップする予定です。

各ポリマーの持つ物理的及び、化学的特性はその面に接する各流体の表面エネルギーに起因し全く異なった挙動を示します。

特に、生化学流体の挙動はBinding Capacityに影響します。
同じPP製品でも各PPメーカーによりそのBinding Capacityは異なります。

「Non-Binding Capacity PP製バイアル」は、「分析展2010・科学機器展2010 合同展」のブースにてご紹介する予定です。

みんな来てね!!